『Where the Wild Things Are 〜かいじゅうたちのいるところ〜』でおなじみの絵本界の巨匠、モーリス・センダックによる1963年初版の初期の代表作。
"The Nutshell Library" の中の1冊です。

誰が何を言っても「Idon't care! ぼく、しらない!」と強情をはりつづけるピエール。
ある朝目覚めたピエール。お母さんに「おはよう」と言われても「Idon't care! ぼく、しらない!」。
逆立ちを止めなさいとお父さんに言われても「Idon't care! ぼく、しらない!」。
とうとうパパとママはピエールを残して町に出かけてしまいます。
するとお腹を空かせたライオンがやって来て...?!
さてさてピエールはどうなってしまうのでしょうか?
反抗期の子どもの様子を、ユーモラスにセンダックらしいウィットに富んだストーリーとイラストで描く楽しい1冊。
センダックが描くと教訓話もお説教のようにならず、楽しく読み進めることができるのが不思議な魅力です。